インターネット投票の解禁が、競艇業界に大きな変化をもたらしました。

競艇業界の人気が復活した最大の理由とは

空前の競艇ブームが再燃したのは、運営の取り組みをはじめ様々な理由がありますが、最大の理由はネット投票の普及です。
競艇業界の人気が復活したと言われていますが、実際のところは競艇場への入場客数および本場売上は減少を続けています。

ナイターの競艇場

 

~全体売上と本場売上の推移~

 

全体売上 本場売上
2014年度 995,288,192,100円 167,810,736,800円
2015年度 1,042,282,409,300円 158,673,460,300円
2016年度 1,111,151,064,600円 147,084,971,000円
2017年度 1,237,880,607,300円 137,314,857,500円
2018年度 1,372,792,640,700円 134,546,219,200円

 

 

直近年で見ても毎年全体売上が増加しているのに対して本場売上が減少しています。そして全体売上増加に貢献しているのはインターネット投票および電話投票です。
また、BOATRACE振興会によると、競艇場への来場客は2005年の1,884万人に対して2015年は898万人まで落ち込み、10年で半減したデータも公表されています。

 

 

ご覧の通り、データを元に競艇業界の人気が復活したのはインターネット投票の普及が大きく貢献していて、競艇場への来場客数の減少には未だに歯止めがかかっていないのが現状です。
それでも、ここ数年は本場売上が減少するものの、女性やファミリーなど少額で舟券予想を楽しむ新たな客層の取り込みに成功し、一部で売上は減少していても来場客数が増加している競艇場が現れています。
一例を紹介すると、大村競艇場では2018年9月23日のナイターレース開始から3カ月間の売り上げ状況についての概要で、1日平均来場者数は1,562人から1,987人へ25%以上増加しています。

 

出典 長崎新聞

 

つまり、入場客が1日あたりに使う金額は減少しているものの、競艇場によっては総入場客数が増加して現大きな盛り上がりを見せています。
これは競艇の運営が行った幅広い取り組みの結果が出ていて、新たな客層の呼び込みに成功していることを意味します。

 

 

競艇業界の最新動向まとめ

動向を表すグラフの画像

ここまでで紹介した各種データをはじめ、日本の人口や競艇の開催ルールの変更状況などを元に、競艇業界の最新動向と人気の理由を分析してみました。

 

 

 

競艇は地域密着型の公営ギャンブルから全国単位の公営ギャンブルへ変化

競艇は全国24場あり、本来は地域密着型の公営ギャンブルでした。昨今はインターネット投票の普及によって近隣に競艇場がない方が競艇を始めるケースが増えています。
また、近隣に競艇場がある方でも近くの競艇場だけで楽しむのではなく、インターネット投票で全国の競艇場を対象に投資するように変化しました。

 

定年退職者の参加者減少

競艇はもともと平日の日中開催をする比率が高く、参加者は定年退職した60歳以上の方が中心でした。
昨今はナイター開催をする競艇場が相次ぎ、会社員など日中は仕事をしている方の比率が高まっています。
さらに、60歳以上の定年退職者は年金受給年齢の引き上げなどで金銭的な余裕がある方が減少しました。全盛期を支えた客層が大幅減少していることが、競艇の本場売上が激減した最大の要因だと言えます。

 

イメージの変化

競艇は客層が悪くて競艇場そのものが小汚いイメージを持たれていましたが、テレビCMやインターネットをはじめ幅広いプロモーション活動が功を総じてダークなイメージが薄れてきました。
実際に子連れのファミリーやカップル、女性グループの参加者が増加しています。

 

 

インターネットによって競艇を知る機会が増えた

かつての競艇は近隣に競艇場がある方がポスターや看板などの情報を見たり、友人・知人から誘われて競艇を始めるパターンしかありませんでした。
昨今は老若男女問わず、暇さえあればスマホでネットサーフィンする環境に変化し、ちょっとしたことをキッカケに競艇のことを知る需要が増えています。

 

 

パチンコ業界からの流入

競艇の売上が増加している一方で、国内最大の市場規模を誇っていたギャンブルのパチンコが大きく衰退しています。
規制強化で面白い機種が減少し、1日や短時間で大負けしやすい傾向が強まったこともあって、パチンコを止める人が増加し、かわりに遊ぶギャンブルを探して競艇に辿り着くケースが多いです。
確変やSTに入らないとまともな出玉が出ないパチンコや、BIGボーナスの払い出し枚数が減り、ARTで大幅上乗せしないと勝てないスロット機種の増加など、パチンコ・スロットは年々ハイリスク・ハイリターンの傾向が強まりました。
最新パチンコ機種が手軽に遊びにくくなったことから、パチンコを止めるユーザーはもっと手軽なギャンブルを求めています。
その結果、競馬や競輪・オートレースよりも当たりやすい競艇が特に注目を集めているのでしょう。

 

 

競艇で勝つ難易度が高まった!?

スマホで情報収集のイメージ画像

競艇は空前のブームによって売上をハイペースで伸ばしています。舟券購入状況によってオッズが変動する公営ギャンブルは、参加者が多くなると人気薄の穴舟券のオッズが高まりやすく、低迷期よりも一攫千金のチャンスが増えています。
その一方で、全盛期のように年金暮らしでお酒を飲みながら適当な予想をする常連客は激減し、女性や若者、ファミリーなど競艇場に足を運ぶ新たな客層が舟券を買う単価が減少しています。
現在の競艇においてもっとも大きなシェアを占めるインターネット投票で競艇をやる人は、インターネットによる情報収集やコンピューターを使ったデータ分析などを行い、精度の高い予想を行っている中上級者の比率が高いです。

 

ネット投票の売上比率が高まるにつれて、競艇参加者の予想レベルも高まっていることを覚えておきましょう。売上から75%の控除率で払い戻しが行われる競艇で勝つには、ライバル(他の参加者)と同等以上の精度で予想することが求められます。
ネット上には数多くの競艇予想が存在しますが、最近では無料情報の質で競艇予想サイトを探すことも可能なので、それらを活用しライバルに差をつけましょう。